観光地がなくても、行く意味はあった。コソボ旅行で感じた「国が生まれる瞬間」
① 結論:コソボ旅行は“観光”より“体感”をしに行く場所
正直に言うと、コソボは「観光目的」で行く国ではない。
でも、「国って何だろう?」「独立ってどういうこと?」そんな疑問を肌で感じたいなら、これ以上ない旅行先だった。派手な名所はなくても、街の空気そのものが学びになる。それがコソボ旅行の一番の魅力だと思う。
② 体験談:暇すぎてハーモニカを吹き続けたプリシュティナの街
アルバニアの首都ティラナからバスで約4時間。10ユーロを払ってたどり着いたコソボの首都プリシュティナは、想像以上に「静か」だった。
街を歩くと、あちこちで工事中の建物が目に入る。クレーン、未完成の道路、仮囲い。まるで街全体が成長途中で、今まさに形を作っている途中のようだった。
やることが本当にない。
観光スポットを一通り見終えたあと、時間を持て余し、路上でハーモニカを吹いてみた。すると、小銭が少しずつ集まってくる。
- 1日目は14ユーロ以上。
- 別の日も数ユーロ。
台湾人のおばちゃんが大きなお金を置いていってくれた時は、思わず深く頭を下げた。
「暇すぎる国で、音楽だけがやることだった」
でもその時間が、不思議とこの国の記憶を濃くしてくれた。
③ 詳細情報:コソボという国のリアル
コソボを語るうえで、歴史と政治は避けて通れない。
- セルビアからの独立を巡り、約20年前に内戦を経験
- アメリカの軍事介入によって戦争は終結
- 日本はコソボを国家として承認
- 一方でセルビア、中国、ロシアなどは国家承認していない
つまり、「国だと認める国」と「認めない国」が混在している特殊な存在だ。旅行していても、その曖昧さは随所で感じる。通貨はユーロ、でもEU加盟国ではない。新しい国だからこそ、制度も街も未完成なのだ。
物価情報(当時の体感)
- 大きなハンバーガー
- 約1ユーロ
- バス移動(近隣国間)
- 10〜15ユーロ前後
物価はかなり安めで、長期旅行者には優しい。
④ 注意点:コソボ旅行で気をつけたいこと
実際に行って感じた注意点をまとめておく。
- 観光目的だと退屈に感じやすい
- 国の政治的立場は話題に出すとき注意
- バスターミナル使用料など、細かい追加料金がある
- 夜は人通りが少なくなるエリアもある
「何もない国」と割り切れない人には、正直向かない。
でも、旅に刺激や違和感を求める人なら、忘れられない経験になる。
⑤ まとめ:数年後、もう一度来てみたい国
コソボは、完成された観光地ではない。
だからこそ、「今しか見られない姿」がある。数年後、街が整い、観光地化が進んだら、きっと今感じたこの空気は失われるだろう。
旅行とは、景色を見ることだけじゃない。その土地が抱える矛盾や未完成さを、そのまま受け取ることも旅だと思う。コソボ旅行は、そんなことを静かに教えてくれた。







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