旅の途中で、ブログをやめた話
――世界一周の真ん中で、ペンを置いた理由――
結論|ブログをやめたのは、旅を取り戻すためだった
先に結論から言うと、ブログをやめたのは挫折でも逃げでもない。
むしろ、
毎日更新、数字、反応、ランキング。気づけば、旅よりもブログに追われていた。だから一度、全部やめた。
その決断をした場所が、マケドニア・オフリドだった。
体験談|Wi-Fiを探す旅になっていた自分に気づいた瞬間
世界一周の途中、どこの国にいても最初に探すものがあった。
景色でも、人でも、飯でもない。
**Wi-Fiだった。**
- 宿に着いたらまず接続
- 写真を整理
- 文章を考える
- ランキングを確認
「今日は何を書こう」
「昨日より読まれてないな」
そんなことばかり考えていた。
オフリドの城壁で雨宿りしながら、目の前には静かな湖と赤い屋根の街並み。本来なら感動しているはずの景色なのに、頭の中はこうだった。
早く宿に戻ってブログ書かなきゃ
Wi-Fi切れたらどうしよう
今日も更新しないと意味ないよな
その瞬間、ふと気づいた。
ブログが嫌いになったわけじゃない
誤解してほしくないけど、ブログ自体が嫌いになったわけじゃない。
むしろ逆で、書くことは今でも好きだ。
でもいつの間にか、
- 読まれるかどうか
- 役に立つか
- 数字が伸びるか
そんな**「評価ありき」の文章**になっていた。
最初はただの安否確認だった。次は備忘録。そのうち「ちゃんと書かなきゃ」に変わった。
楽しかったはずのものが、義務に変わった瞬間、一気にしんどくなった。
マケドニアで折れた心は、弱さじゃない
正直に言う。あのとき、心は折れていた。
- 国境越えが続き、
- 調べることは山ほどあって、
- 時間は足りなくて、
- 雨ばかりで。
「もう無理かもな」
「書かなくてもいいんじゃないか」
そう思った自分を、前なら責めていたと思う。
でも今ならわかる。
ブログをやめて、旅が戻ってきた
更新をやめた翌日から、時間の流れが変わった。
- カフェで何もしない時間
- 意味もなく歩く時間
- 調べずに迷う時間
「あ、これだ」
「これをしに来たんだ」
ブログを書かないだけで、旅はこんなに静かで、自由だった。
それでも、書くことは終わらない
ブログはやめたけど、言葉まで捨てたわけじゃない。
いつかまた、書きたくなったら書けばいい。
数字もランキングも関係なく、誰に向けるでもなく、ただ残したくなったら。
旅は続くし、人生も続く。
その途中で、また言葉が必要になったら、そのとき拾えばいい。
まとめ|やめる勇気も、旅の一部だった
ブログをやめたことは、世界一周の失敗談じゃない。
むしろ、
- 自分の限界を知ったこと
- 何を大切にしたいか気づけたこと
- 旅を旅として取り戻せたこと
全部含めて、ちゃんと「旅」だった。
もし今、何かを続けるのが苦しくなっている人がいたら、こう言いたい。
また歩き出せばいい。旅は、逃げない。







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