バンコクは予想外の“タフな試練の地”。バックパッカーの聖地で遭遇した野犬ストリートと闇のぼったくり
① 結論:タイ旅行は「甘くない」。タフさが試される挑戦の国だった
カンボジアから国境を越え、タイのバンコクに足を踏み入れた僕の旅行は、想像していた 「微笑みの国」とは少し違いました。
シェムリアップでのバスチケットのぼったくり(相場$10なのに$20!)に始まり、到着後の宿探しでは疲労困憊で街をさまよい、カオサン通りでは予想外の孤独を感じました。さらには、命の危険を感じる野犬ストリートに迷い込み、歓楽街ではスリとぼったくりに遭遇するというトラブル続きでした。[cite: 433, 447, 513, 536, 641, 645, 649, 650]
しかし、これこそがタイ旅行の本当の顔なのかもしれません。野良犬から逃げ、観光客を狙う輩をかわし、ローカル飯を探し出す。そんな困難を乗り越えた先に、スネークファームで破格のワクチンを接種できたり、30バーツのパッタイに感動したり、親切なタイ人に挨拶を教えてもらったりといった、小さな喜びが待っているのです。[cite: 373, 572, 581, 582, 583]
結論:タイ(バンコク)は、便利さとローカルの熱気が共存する、旅人の「タフさ」を試す挑戦的な場所だった。
ここからは、僕がバンコクで味わった、苦くて最高にエキサイティングな日々を、できるだけありのままに語ります。
② 体験談:カンボジア国境からカオサンの闇まで
国境越え:最初の洗礼とアリの侵略
カンボジアのシェムリアップからバスで国境を目指しましたが、まずやられたのがバスチケットのぼったくり。相場を知らなかったとはいえ、通常の2倍の値段で買わされていたことを、道中一緒になった旅人たちに知らされ、テンション急降下しました。[cite: 432, 433, 446, 447]
さらに移動中に食べようとしたオレオは、未開封のビニールを食い破ったアリたちに侵略されていました。東南アジアの常識は日本の常識が通用しないと、この時点で痛感。[cite: 454, 457, 458, 461]
カンボジア側のイミグレがプレハブ小屋というチープさで唖然としたのも束の間、タイ側のイミグレはクーラーがガンガンに効いた豪華な建物。「ああ、豊かな国に来たんだな」と、一気にタイの文明を感じました。[cite: 470, 471, 486, 487]
宿探しバトル:200バーツを切る戦い
バンコクに到着すると、バックパッカーの聖地カオサン通りへ。しかし、疲労と負傷した足の痛みがピークに。[cite: 525, 536]
「1泊1000円(約250バーツ)は無理だ。もっと安い宿がいい!」と、足をひきずりながら200バーツ以下の宿を探して街をさまよいます。トゥクトゥクの運転手はカンボジアと違い、断るとすぐ引き下がってくれたので、タイの紳士的な一面に少しホッとしました。[cite: 518, 524, 527]
結局、水シャワーでWi-Fiは1階のみという不便な宿を200バーツで確保。夜のカオサン通りはお土産屋、生演奏、踊り狂う欧米人で熱気ムンムンでしたが、なぜか「つまらない」と感じてしまい、すぐに離脱。屋台の30バーツのパッタイだけは、油ギトギトでも最高に美味しかったです。[cite: 552, 553, 566, 567, 572, 573, 578]
恐怖体験:野犬ストリートとムエタイコーチのビンタ
バンコクで最も心臓が止まりそうになったのは、道中で出会った女の子バックパッカー(Mちゃん)を助けた後の帰り道でした。Mちゃんがホテル名も場所も忘れるという超天然ぶりを発揮し、僕らが無事に送り届けた後、集合場所へ向かうためにカオサン裏の近道を通ることに。[cite: 639]
そこは狭く暗い路地で、唸り声を上げる野良犬たちが道を塞いでいました。恐る恐る進もうとしましたが、犬たちの殺気にビビって引き返そうとすると、近所のタイ人は誰も助けてくれない。さらに、ムエタイジムのコーチのようなガタイの良い男に助けを求めると、「行けるだろ」とまさかの左肩にビンタ![cite: 641, 642, 644, 645]
結局、その「ワンワンストリート」を引き返す羽目になり、生きた心地がしませんでした。「狂犬病に感染したらどうなるんだ」と、タイの洗礼どころではない、命がけの体験でした。[cite: 641, 645]
闇体験:歓楽街のぼったくりとスリ
その夜、気を取り直してパッポン通りの歓楽街へ。案の定、トゥクトゥクの運転手に別の提携店に連れて行かれるという定番のトラブルに遭遇。[cite: 646]
ようやくたどり着いたゴーゴーバーでは、「見るだけタダ」のキャッチに釣られて入店しましたが、席につくなり女の子たちに囲まれ、ビール代とは別に女の子のドリンク代まで請求されるというぼったくり。もめている最中、財布を引っ張られ、抵抗する間に200バーツ(約800円)をスリ取られていました。命を取られなかっただけマシと、テイクアウトしたビールを飲みながら、安すぎるタイ旅行の闇を噛みしめました。[cite: 647, 648, 649, 650]
③ タイ旅行で役立つ詳細情報まとめ(安くタフに旅する)
医療・ワクチン接種の裏技
- スネークファーム(タイ赤十字):バンコクの有名病院よりも安価に質の高いワクチン接種が可能。[cite: 373]
- 接種したワクチンと費用(合計約5,000バーツ/2万円弱): 日本脳炎、破傷風トキソイド、黄熱、A&B型肝炎、ポリオ、腸チフス。[cite: 373, 391]
- アクセス:バス#47などを利用。6.5バーツで移動可能。[cite: 373]
格安グルメと物価
- パッタイ:屋台では30バーツ(約120円)で美味しいものが食べられる。[cite: 572, 573]
- 大学の学食:カオサン周辺の食堂より10バーツほど安いことが多い。ローカルの雰囲気を味わえる穴場。[cite: 383]
- 飲み物/移動費:バスでは6.5バーツ(約26円)で移動できるなど、公共交通機関の費用は安い。[cite: 373]
宿泊と移動
- 宿の相場:カオサン周辺のゲストハウスは、ファン付きシングルで200バーツ(約800円)を切る部屋を探すのは根気が必要。[cite: 523, 524]
- 長距離バス:シェムリアップからバンコクは相場9〜11ドル(約360〜440バーツ)。代理店でチケットを買う際はぼったくりに注意。[cite: 432]
④ タイ旅行で気をつけたいポイント(トラブル対策)
タイは安全な旅行先ですが、油断すると痛い目にあいます。以下は要注意ポイントです。
- 料金交渉の徹底:トゥクトゥク/タクシーは乗る前に必ず具体的な金額を決め、交渉に応じないドライバーは切り捨てましょう。[cite: 651]
- 歓楽街のリスク:「見るだけタダ」は嘘。高額なドリンク代やスリに遭う可能性が高いので財布の管理を厳重に。[cite: 647, 649, 650]
- 観光客狙いの“親切”:ATMでお金を下ろした後などに話しかけてくる人には注意。提携店に連れて行かれるケースがあります。[cite: 373, 374]
- 野生動物と路地:野良犬のいる暗い路地は避けること。狂犬病のリスクも考慮してください。[cite: 641, 645]
- 食べ物の管理:未開封でもアリなどが侵入することがあるので、食べ物は密閉容器に入れるかすぐに食べきること。[cite: 461]
⑤ まとめ:タイは“不満”すら魅力に変えるタフな場所だった
正直、バンコクでの最初の数日間は、「タイは自分とは合わない。早く次の国へ行きたい」と感じていました。しかし、ぼったくり、スリ、野良犬、そしてムエタイコーチのビンタ……これらすべてのタフな経験が、タイ旅行の記憶を深く鮮烈なものにしてくれました。
- 安宿で出会った旅人たちとの友情。
- 破格の値段で接種できたワクチン。
- 最高のストリートフード(30バーツのパッタイなど)。
これらのポジティブな要素は、トラブルの「裏側」にある、タイの優しさや力強さを象徴しています。 この国は、単なるリゾート地ではなく、「旅の限界に挑戦したい」と考えるタフなバックパッカーを歓迎してくれる場所です。次にタイに来る時は、もっと長期滞在して、ディープな部分を探検してみたいと思っています。
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