イザベラ島へ向かう日|通称「ゲロ船」と、何もしない時間が教えてくれた贅沢
サンタクルス島を出てイザベラ島へ。この移動を経験して、はっきり分かりました。
1. 結論:イザベラ島はガラパゴスで一番“何も起きない”島
イザベラ島は、以下のような場所ではありません。
- 観光を詰め込む場所じゃない
- 効率よく回る場所でもない
ここは「何もしないために行く島」でした。そして、そこへ辿り着くまでの船旅は、なかなかの洗礼付きだったのです。
2. 体験談:出航前から覚悟はしていた「ゲロ船」の洗礼
港でチケットを受け取り、フェリーに乗り込む際、周囲の旅人が口を揃えて言っていた言葉があります。
「This is the vomit boat.」
通称、ゲロ船。理由は単純で、外洋を直撃するルートのため波が非常に荒れやすいのです。
感動と吐き気は同時に来る
出航して10分。船は上下左右に振られ始め、遠くで誰かが袋を探している気配がします。視界を固定し、呼吸を一定に保つものの、窓の外では真っ青な海と空が容赦なく揺れていました。
途中、イルカが並走してきました。本来なら歓声が上がる場面なのに、船内は静まり返ったまま。これがガラパゴスの洗礼でした。
3. 詳細情報:イザベラ島までの移動と島の実情
フェリー移動の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所要時間 | 約2時間 |
| 料金 | 30〜35ドル前後 |
| 出発時間 | 朝出発が基本 |
| 必須アイテム | 酔い止め(本気で推奨) |
※席は自由ですが、中央付近が比較的揺れがマシです。後方は「地獄率」が高いので注意してください。
イザベラ島の第一印象
到着してまず感じたのは、圧倒的な静けさでした。
- 車がほぼない
- 建物が低い
- 人が少なく、音が少ない
サンタクルス島とは別の時間が流れています。舗装されていない道を歩くと、観光地というより「集落」に近い感覚でした。
4. 注意点:イザベラ島で困りやすい4つのポイント
この島は「不便さ」込みで楽しむ場所です。以下の点には注意しましょう。
- ATMが少ない:現金は必ず事前に準備しておくこと。
- 店が閉まるのが早い:夜は本当に静かになります。
- ネット環境が弱い:外部との連絡は最低限になると覚悟しましょう。
- 娯楽が少ない:暇を楽しめない人には少し辛いかもしれません。
逆に言えば、これを「最高」と感じられる人には、これ以上ない環境です。
5. まとめ:何も起きない時間が、一番記憶に残った
イザベラ島では、特別なイベントはほとんどありませんでした。でも、風の音、波のリズム、何も予定のない午後……それらが不思議と強く記憶に残っています。
エクアドル旅行の中で、「移動が一番きつかった場所」であり、同時に「一番、心が静かになった場所」でもありました。
次回は、この島の海に入ります。アシカと同じ目線で浮かぶ朝が、想像以上でした。


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