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ラグーナ69完全体験記|ワラスから行く、きついけど忘れられない青

2026年5月8日金曜日

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ラグーナ69完全体験記|ワラスから行く、きついけど忘れられない青



こんにちは!旅好きのみなさん、ペルーの「ワラス」という町を知っていますか?アンデス山脈の懐に抱かれたこの町には、世界中のハイカーが憧れる伝説の場所があります。それが、標高4,600mに位置する氷河湖「ラグーナ69(Laguna 69)」です。

SNSで写真を見かけると「なんて綺麗な水色!」と感動しますが、先にお伝えしておきます。ここは、絶景のためにしっかりと苦しむ場所です。生半可な気持ちで行くと、薄い空気に打ちのめされるかもしれません。でも、その苦労の先にある景色は、間違いなく一生モノ。今回は、実際に一歩一歩踏み締めてきた僕のリアルな体験記をシェアしますね!

1. ラグーナ69のトレッキング難易度と基本データ

まずは、挑戦前に知っておくべき現実的な数字を見ておきましょう。ここは「ちょっとそこまで散歩」というレベルではありません。本気の高地トレッキングです。

  • 湖の標高:約4,600m(富士山より1,000m近く高い!)
  • 歩行時間:往復約6〜7時間(個人差あり)
  • トレイルの距離:往復約14km
  • 難易度:中〜高(体力よりも「高度への適応」がカギ)
  • 高山病リスク:極めて高い

標高4,000mを超えると、酸素濃度は地上の約6割程度。一歩踏み出すごとに、心臓がバクバクと音を立てる世界です。

2. 【体験談】凍える早朝出発、アンデスの静寂を歩く

ラグーナ69への旅は、まだ星が輝く午前4時半頃、ワラスの町から始まります。ツアーバスに揺られること約3時間。登山口に到着したときには、鋭い冷気と薄暗い空が僕たちを迎えてくれました。

「よし、行くぞ!」と意気込んで歩き出したのも束の間。わずか5分で異変に気づきます。「呼吸が……浅い。」

平地ならなんてことない緩やかな傾斜なのに、肺が酸素を求めて必死に動くのが分かります。周りの景色は、切り立った岩山と放牧された牛たち。絵画のように美しいはずなのに、最初の1時間は足元を見つめ、自分の呼吸のリズムを整えるだけで精一杯でした。ここでは、自分の体と対話しながら進むのが鉄則です。

3. 心臓破りのラストスパート!標高4,600mへの壁

トレッキング中盤、美しい小川や滝に癒される瞬間もありますが、本当の戦いはゴール直前の1時間に待っていました。通称「心臓破りの坂」とも言える、急勾配のスイッチバック(ジグザグの登り)が続くエリアです。

周りのハイカーたちも、数歩歩いては立ち止まり、膝に手をついて肩で息をしています。お互いに言葉は交わさなくても、「きついよね、あと少しだよね」という無言の連帯感が生まれる瞬間です。

正直に言いましょう。僕は何度も「なぜ自分はお金を払ってこんな苦しい思いをしているんだ?」と自問自答しました。戻るのも苦しい、進むのも苦しい。そんな極限状態の中で、最後の一段を登り切ったとき、世界が一変しました。

4. 言葉を失う「青」。氷河が作り出す奇跡の色彩

視界が開けた瞬間、目に飛び込んできたのは、加工なしでこの色なのかと疑いたくなるほどの「強い青」でした。

背後にそびえ立つ真っ白なチャクララフ山の雪。そこから静かに溶け出す氷河の水が、深いコバルトブルーの湖を作っています。風が吹くたびに湖面が細かく揺れ、宝石のようにキラキラと輝く光景。苦労してここまで辿り着いたからこそ、その青が網膜に、そして魂に直接刺さるような感覚がありました。

不思議なことに、あんなに騒がしかったハイカーたちも、湖の畔ではみんな静かに座り込み、ただただその景色を見つめていました。頑張った自分へのご褒美という言葉では足りない、「この場所に立てた」という事実そのものが、深い満足感を与えてくれるのです。

5. 【重要】後悔しないための高山病対策と注意点

「行かなきゃよかった」と思わないために、これだけは絶対に守ってほしいポイントをまとめました。

⚠️ 登山前に必ずチェック!

  • 高度順応は必須:ワラスに到着した当日に登るのは自殺行為です。最低でも2〜3日はワラス(標高3,000m)に滞在し、パストルリ氷河などの軽いツアーで体を慣らしましょう。
  • 水分補給:喉が渇く前に、こまめに水を飲みましょう。コカ茶(Cocca Tea)も地元では定番の対策です。
  • 下りこそ慎重に:登りで体力を使い切ってしまうと、帰りの下り坂で膝を痛めます。帰り道も意外と長いので、エネルギーを残しておいて。
  • レイヤリング(重ね着):歩くと暑いですが、止まると氷河の風で一気に冷えます。脱ぎ着しやすい服装で!

6. まとめ|ラグーナ69は、あなたの旅の「記憶」を更新する

ラグーナ69は、誰にでもおすすめできる場所ではありません。快適な観光や、効率重視の旅を求めている人には、あまりにも過酷すぎるからです。

でも、もしあなたが「旅に強烈な記憶を残したい」「自分の限界を少しだけ超えてみたい」と思っているなら、これ以上ふさわしい場所はありません。筋肉痛と、薄い空気の苦しさと、そしてあの圧倒的な青。そのすべてがセットになって、あなたのペルー旅行のハイライトになるはずです。

ワラスの町で体調を整え、心の準備ができたら、ぜひ挑戦してみてください。アンデスの神様が作り出した最高の青が、あなたを待っていますよ!

このブログについて

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