イタリア旅行で一番「しんどくて、忘れられない景色」がチンクエテッレだった
イタリア旅行で「一生の景色」を探しているなら、チンクエテッレは外せない。
ただし、楽園のような写真だけを想像して行くと痛い目を見る。
断崖絶壁、容赦ない坂道、重たいバックパック。
それでも、苦労の先に見えた地中海の青は、今でもはっきり思い出せる。
チンクエテッレは、楽ではないけど、強烈に記憶に残る場所だった。
① 体験談|ローマから始まった、想定外だらけの移動
ローマからチンクエテッレへ。ラ・スペツィアまでの長距離移動は、たまたま激安チケットを引き当てた。
ただし、到着は深夜2時半。しかも降ろされた場所は、中央駅からかなり離れた地点だった。
結果、野宿。
寒さの中、人気のない駅で夜を明かす。それでも駅員さんは追い出すこともなく、静かに朝を迎えさせてくれた。イタリアの田舎らしい、ゆるい優しさに少し救われた。
② チンクエテッレとは?|「5つの村」からなる世界遺産
チンクエテッレ(Cinque Terre)は、イタリア語で「5つの土地」という意味。
5つの村は西から順に:
- リオマッジョーレ
- マナローラ
- コルニリア
- ヴェルナッツァ
- モンテロッソ・アル・マーレ
今回のイタリア旅行では、リオマッジョーレ → マナローラを徒歩で移動した。
③ リオマッジョーレ|おもちゃみたいな村と、地中海の青
朝、リオマッジョーレ駅を出てすぐに目に入った景色で、言葉を失った。
カラフルな家々が断崖に貼りつき、その足元には濃い青色の地中海。「写真で見たやつ、そのまんまじゃん」と思う反面、実物はスケールも色も段違いだった。
ただ、村は驚くほどコンパクト。10分も歩けば端から端まで見えてしまう。「次、行こうか」そう思った判断が、後で自分を追い込むことになる。
④ 地獄の徒歩移動|封鎖された海沿いルート、その代償
リオマッジョーレからマナローラへ。本来は海沿いの遊歩道が有名だが、この時はまさかの通行止め。
代替ルートは山越え。
- 急な階段
- 未舗装の道
- 逃げ場のない登り坂
重たいバックパックを背負ったままの登山。膝は笑い、足に力が入らなくなる。正直、景色を楽しむ余裕はなかった。ただ「早く終わってくれ」と願いながら、一歩ずつ進む。
それでも、峠の頂上に立った瞬間、すべて報われた。
⑤ マナローラ|伊豆を思い出した、断崖と夕暮れ
山を越えた先に現れたマナローラ。崖と海の距離感を見た瞬間、日本の伊豆半島が頭に浮かんだ。
夕方、ビールを片手に海を眺める。太陽がゆっくりと地中海に沈んでいく…はずだったが、水平線の雲に夕日は吸い込まれていった。それでも、空が赤く染まる時間は美しかった。
「このまま日が沈まなければいいのに」そう思えるほど、静かで贅沢な時間だった。
⑥ 注意点|チンクエテッレを甘く見ると後悔する
チンクエテッレ旅行の注意点
- 村間徒歩移動は想像以上に過酷
- 封鎖ルートが出ることがある
- バックパック移動は体力を大きく削られる
- 冬場・夜間は特に寒い
- 電車はトラブルが起きやすい
「楽園=楽」ではない、という現実を知っておくと心構えができる。
⑦ まとめ|イタリア旅行で「生きてる実感」をくれた場所
チンクエテッレは、快適さや効率とは真逆の場所だった。
でも、「しんどかった」「怖かった」「それでも綺麗だった」。この全部が混ざった体験こそ、イタリア旅行の醍醐味だと思う。
また行きたいか?正直、即答では「はい」と言えない。それでも、忘れられない場所かと聞かれたら、間違いなく「YES」。
チンクエテッレは、人生のどこかに強く残る景色をくれる場所だった。
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